「速く動こうとするな。速いと知れ。」
映画「マトリックス」のワンシーン。
主人公ネオがカンフーの訓練中、この一言で覚醒し、
すごいスピードでパンチやキックを出せるようになっていきます。
テニスでも同じだなぁと日々感じています。
上手な人って、
「できるかなぁ?」
なんて考えませんし、その逆である、
「絶対できる!」
とかも考えません。
自分ができることを知っていて、
「ただ、やる」
「ただ、あそこに打つ」
それだけなんですね。
ですが、我々はついつい失敗した過去の記憶に引きづられがちです。
「自分にはできない」
と深いところで、信じ込んでしまっているので、
やっぱりできないんです。
でもレッスンをしていると、
10分ぐらいの短時間で覚醒し、
まるで違うレベルでプレーし出す人をたくさん見ます。
“意識”が変わった瞬間、才能が開花するんですね。
なので僕自身のコーチとして仕事は、
「意識の壁を無理なく外すこと」
だと思っています。
無理なく外すためには、練習方法を工夫することが大事で、
僕はできるだけ簡単なことからスタートするようにしています。
そして階段を一段一段登って、実践に近づけていく。
2段跳び、3段跳びをしてはダメなんですね。
練習方法はとても面白いトピックなので、
また別の機会に改めて書きますね。