一昨年、昨年と何回も合宿を開催して、
参加者のみなさんがどんどん上達していくのを
目の当たりにしてきました。
合宿ってとても不思議なのですが、
誰か一人が新しい気付きを得て覚醒すると、
それが他の参加者にも伝染して、
ドミノ倒しのようにみんながどんどん上手くなっていきます。
そして参加者の方々の表情がどんどん晴れていきます。
その姿を見ることが、コーチとしてとてもうれしく、
何度も合宿を開くモチベーションになっているように思います。
またうまく行くと一人の人の中で、技術的なドミノ倒しが起こります。
これまでの例で言うと、
ある方がフォアボレーを練習しているときに、
背中でボールを打つ感覚をを掴むことができました。
そして、その感覚を長年悩んでいた
フォアハンドストロークに応用したところ、
見事に開眼させることができました。
さらにその感覚はサーブやバックボレーにも応用でき、
それまで打てたことのないレベルのショットが
打てるようになっていきました。
もちろんご本人も驚かれていましたが、
僕自身や他の参加者もとてもビックリしたことを、
今も鮮明に覚えています。
どうしてこのようなことが起こるのかと言うと、
どんなショットでも力の伝え方や伝わる身体の形が
基本的に同じだからなんですね。
道場合宿では、ラクに大きな力を伝える方法を、
できるだけ身体で覚えてもらえるように、
いろいろな道具を利用したり、
練習方法を工夫したりしています。
”頭で理解する ⇒ 身体でわかる”
という順番ではなく、
”身体でわかる ⇒ 頭で補足的に理解する”
という順番を目指しています。
身体で理解してもらったほうが、
パッと瞬間的に上手くなってもらうことができるんですよね。
参加される方は是非楽しみにして頂ければと思います。
それから、毎回楽しみにして下さる方が多いのがメンタル講座です。
みなさんもお気づきだと思いますが、
”メンタル”は、ものすごくテニスの上達に影響するんですよね。
試合で緊張するとかしないとか、
そう言った話ももちろんありますが、
それぞれの人が本来持つ能力をどこまで引き出せるのか、
それを決めている要素が、”メンタル”だと思います。
・試合で過度に緊張して別人になってしまう
・ランクが下の選手と対戦すると緊張してダメになる
・特定のショットでいつもミスをする(例:バックボレー、トスなど)
・一度掴んだと思った技術をすぐに忘れてしまう
・ポーチに出ようと思っているけど足が出ない
など、それぞれに抱えている問題があると思いますが、
身体動作での問題だけでなく、
メンタルでも引っかかっている可能性が多いにあります。
それを、
”メンタルブロック”
と呼びますが、そのメンタルブロックを外して、
身体を自由に軽くしてあげることを目指します。
例えて表現をすると、
メンタルブロックを抱えたままプレーをすることは、
重いリュックを背中に背負ったままプレーしているのと似ています。
当たり前ですが、
余計な荷物は降ろしてしまったほうがプレーしやすいですよね。
数字で表すと、自分自身の能力が本来100あるとして、
メンタルブロックがあると、
20とか30ぐらいの能力で勝負することになります。
メンタルブロックが軽くなると、
70とか80でプレーすることも可能になります。
プレーのレベルが大幅に変わるのは一目瞭然ですよね。
でもこの話は、
”自分にない、何か新しいものを身に付ける”
ということではなく、メンタルブロックという
”余計な荷物を降ろす”
という話ですから、わかってしまうと変わるのも早いんですね。
僕自身は、10年ほど前から身体動作の研究と並んで、
もしくはそれ以上に心の影響を研究してきました。
それによって、苦手だったショットが得意になったり、
身体が自由に動くようになって、
それまでは取れなかったボールに追いつけるようになったり、
打つコースの独創性が出たり、
様々な変化を自分自身に体験してきました。
そして僕自身にとって最も驚きだったことは、
テニスのメンタルブロックを外す作業を繰り返したことで、
仕事、家族関係、友人関係、ライフワークなど、
その他の分野の事柄でも大きく変化が見られたことです。
仕事では自分の本当にやりたいことを
自分らしく自由に表現できたり、
素晴らしい家族関係を築けたり、
応援し合える仲間に出会えたり、
もしかすると他の人にとってはささいなことなのかも知れませんが、
僕にとっては奇跡に近い、
素晴らしい人生になってきたなぁと感じています。
なぜこのようなことが起こったのかというと、
テニスでも他の分野でも、
メンタル的に引っかかるポイントは同じだからです。
先ほどのいろいろなショットが
ドミノ倒しのように改善されていく現象と似ていて、
すごく面白いなぁと思います。
話が少し大きくなり過ぎましたが(笑)、
まずはテニスの上達を目的として
メンタルブロックの解放を目指します。
参加される方は是非楽しみにしていてくださいね。
それではみなさまのご参加をお待ちしています!
これまで参加された方の感想を最後に載せていますので、
もし良かったら参考にしてくださいね。
尚、昨年までといろいろと変更点がありますので、
お申し込みをされる方はよくお読みください。
【合宿に参加された方の感想】
★愛知県Hさん
こんばんは、Hです。
合宿では大変お世話になり、ありがとうございました。
スマッシュの1回目の連載をたまたま見て、
どうすればボールに効率よく最大に力を伝えられるのかと
悩んでいた自分の答えがあるような気がして、
インターネットを調べてDVDを購入するところから始まったわけですが、
その後も試行錯誤が続く中で実際に生で指導を受けたいという思いが
強くなり合宿に参加させてもらうことにしました。
1日目は自分の一番の悩みである
フォアハンドストロークのレッスンからでしたが、
丹田から動き肩甲骨や腕が遅れて出てくる動きのメカニズムを習いました。
ミスをしているときはほぼ打点が早く、
ラケットが前に出すぎてしまっているということはよくわかりました。
ただ、なかなか自分の中でそれをうまく修正できずに、
「急に良くなるというのも難しいのだろうな〜」と感じていました。
2日目はフォアボレーから始まりましたが、
やはりここでのひとつの教えが自分にとっては大きなポイントでした。
ラケットをセットしたときの左手の指先から左の肩甲骨、
右の肩甲骨、右腕に至るまで、力が通って「つながっている」感覚、
これは本当に驚きの感覚でした。
肩甲骨を動かしながら左腕〜背中〜右腕がつながって
力がラケット・ボールに流れていくという今までに感じたことのないものでした。
それによってボールが不思議なほど伸びて行くし、
構えた時点から力が通っているので
いつボールが来ても打てる安心感みたいなものがあります。
力が通っているといっても力んでいるわけではないところが面白いです。
そして、ボレーでこれをやったときに、
これはストロークも同じ?ということに気づき、
そのまま再びフォアハンドストロークをやらせてもらったところ、
期待通り、同じように力が流れて行き今までになかった良いボールが
打ててしまいました。
バックボレーとバックハンドスライスのストローク、
特にバックハンドスライスはすごいボールの伸びで、
こんなにも打つことが気持ちよいものかと驚くほどでした。
あっという間にレッスンも終わりの時間が近づき、
最後のメニューはサーブでしたが、
ここまでくると、サーブも間違いなく良くなる予感がありました。
実際サーブの伸びが前日とは全く違い、
本当に気持ち良くボールをヒットできました。
家に帰って今日、さっそく仲間と練習をしたのですが、
まずストロークが安定してミスをしないのでラリーがずーっと続き、
いつもよりきつい練習になってしまったのが予想外のうれしい誤算でした。
ただ、バックハンドスライスを打ったときだけは
あまりのボールの伸びにラリーの相手(かなり上手い人ですが)が
ちゃんと返せずミスヒットするという場面が多く、
打った自分の方がびっくりでした。
ゲームで打った1本のサーブは多分間違いなく人生最速だったと思います。
(ちょっとサイドラインからはずれてフォルトしてしまったんですが(笑))。
もちろん、まだ教わったことでできていないことはたくさんあるんです。
リターンではまだ上手くタイミングをとることができないし、
ストロークも相変わらず打点が早くなってしまうことも多々あるんですが、
できたとき、できないときが認識できていることが前とは違うし、
これからの自分のテニスに今はすごく可能性を感じています。
最後に、柳原さんをはじめ、
食事を用意していただいた奥さんやカフェの方、
そして一緒に楽しく練習してくださった参加者の方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ちょっと遠いので頻繁に参加は難しいですが、
またいつか参加したいと思っています。
よろしくお願いします。
ではまたお会いできますよう。
失礼します。
★富山県Tさん
この度も大変お世話になり、有難うございました。
前回の「ボールが来ていないのに打ちにいかない」=
「つながった状態で体幹を使って打つ」の感覚が、
今回の合宿で全てのショットにおいて実感出来た
充実した二日間だったと思います。
今回は柳原師範の練習法で
何故劇的に上手く力が伝わるのかのメカニズムが頭でも理解することができ、
二日目の練習では低く滑って行くフォアボレーを
安定して打つことができるようになりました。
二日目の収穫はバックハンドとサーブです。
バックハンドは片手と両手で悩んだり、
グリップの握り方を散々変えてみたりと悩みが尽きませんでした。
前回師範から「バックもフォアと同じ握りで、
今の厚い握りを変える必要はありません」と
教えて頂きましたが、どうしてもスピネーションが使えず、
トップスピンで深いプレースメントのボールを
安定的に打ち続けることができませんでした。
今回の合宿の目玉の一つはジャパネットヤナハラ(笑)
テニス雑誌には載っていない数々の道具です。
その一つにストレッチ用のバンドがありました。
腰とつま先でそのバンドを引っ張るのですが、
不思議と足から胴体に力が伝わる感覚が実感でき、
胴でボールを押していくことができるようになった途端、
ボールに強烈なスピンがかかり、
何度打ってもベースライン間際でグ〜ンと落ちて突き刺さる。
バックハンドでは初めての体験でした。
そしてサーブです。
以前サーブ練習会に参加させて頂いた際、
スピン系のサーブの仕組みが理解できて以来、
ダブルフォルトが大幅に減っていましたが、
まだまだボールに力が伝わっている感覚が持てずにいました。
「腕で打っているのに腕で打たないとは是如何に?」まるで禅問答のようです。
前回までにフォアハンドストロークやバックハンドボレーで
掴んだ感覚がサーブでは別物になっていました。
今回はその感覚を掴む入口に立てた気がします。
フラットサーブでしっかり地面からの力をボールにぶつけることができるようになると
今まで体験したことにないスピードと回転が得られると分かりました。
また腕を使わずにサーブを打つことができると、
腕の疲労感が殆どなく、
あれだけ全開のサーブを打っても筋肉痛にならない=
故障や怪我のリスクが少ないことも分かりました。
今のテニスの目標達成は5年後を予定していますが、
この調子で進むと半分で達成していまうかもしれません。
「期待⇒失望⇒心のポジションチェンジ」が大事でしたね(笑)
昨日合宿が終わったばかりなのに、また次の夏合宿が楽しみです。
★愛知県Nさん
先日グリーンヒルテニス合宿に親子で参加しましたが、
想像を遥かに裏切られました。
身体の『繋がりを感じる』理にかなった練習は、
わずか2日間で、数か月?数年?の上達を感じました。
妻は当初、まるでペンギンがラケットを振るテニスとは異なる運動でしたが、
不思議な下駄のおかげでインカレ選手(田村コーチ談)に見えたそうです。
言い過ぎですが確かに一番の驚きです!
中一の三男は、
柳原さんの二日間の指導で『繋がる感じ』を少し掴んだようです。
明らかにボールの質が重くなり、
楽しいテニスへの自信に繋がりました。
今日から全国大会予選です、ちょっと楽しみです。
私にとっては1日目夜のメンタルセミナーがとても印象的でした。
上手くいかない時をテーマに、
その時の『今』を感じ心のレベルを上げていく重要性を学びました。
ダブルフォールトを恐れ腕がちじ困っている自分に対し、
10年後の自分はどんなアドバイスをくれるのか?・・・
ピンチは実は決断できるチャンスであり、
その選択の連続が人生をより豊かにしてくれると、
テニスを通じて教えて頂きました。
つまりくよくよ考え過ぎず、元気に楽しくやるが一番ですね!
柳原さんが合宿中言い続けた身体の繋がりをとは、
実は『自分らしく気持ち良く生きる、人と人との繋がり。』を
意味している様に思います。
グリーンヒルの新鮮な空気の中のテニス合宿は、
柳原ファミリーのライフワークに触れ、
おかげさまで元気を一杯頂き大満足です。
気絶しそうに美味しい朝食を頂いた奥様、
一緒に参加していただ皆様、本当にありがとうございました。
心から感謝です!
【日時】 |
7月20日(土)、21日(日) しっかりとキックするトップスピンが打てると、 それを実現するには、腕だけの力ではどうしようもありません。 腕ではなく胴体の大きな力を利用し、 ストロークでもサーブでも同じメカニズムを利用して 実践編では、 |
【スケジュール】 |
【1日目】 【2日目】 ※7月20日(土)13時までに以下の集合場所へお集まりください。 |
【場所】 |
自然運動公園総合体育館併設のインドアテニスコート 住所:長野県上田市下之郷乙935 ※状況によっては、アウトドアを使う可能性もあります。 |
【対象者】 |
どのレベルの方でも参加可能です。 「初心者ですが、大丈夫ですか?」 という質問をよく受けますが、参加者のレベルに合わせて、 それぞれのメニューを組んでいきますので、 安心してご参加ください。 |
【料金】 |
▽一般:65,000円 お友達割引:5,000円 例:初めてご参加で早期お申し込みの方が、 ※テニス上達研究会とは、柳原が研究している最新の上達情報を動画でお伝えする会員制の動画配信サービスです。 ※宿泊費、食費、交通費は各自ご負担ください。 |
【宿泊先について】 |
送迎が必要な方は、各自以下のホテルを予約して頂きますよう、 なお、お車でお越しの方は、 ◇丸子ツーリストホテル |
【定員】 |
10名程度 |
【緊急連絡先】 |
何かありましたら、柳原の携帯までご連絡ください。 |
【お申し込み方法】 |
以下のページからお申し込みください。 それでは、みなさんのご参加をお待ちしてますね。 |