戦前の日本テニスが強かった理由!?(推論)


shimizu20150303

錦織の大活躍で、
日本のテニスが盛り上がっていますが、
実は戦前にも、
清水善造、佐藤次郎など、
世界のトップ10で戦っていた選手がいたんですよね。

上の写真の清水善造のフォアハンド、
現代にも通じるような厚いグリップで握っています。

そして肘がグッと前に出ていて、
ラケットヘッドがめちゃくちゃ遅れています。

いかにもここから、
スゴイボールが飛んで行きそうですよね。

ウィキペディアで調べてみると、
清水善造は、小柄ながらも、
外国人選手よりも鋭いスピンのかかったショットを
打っていたようです。

どうしてこんな打ち方をしていたのかというと、
当時の日本には、
軟式のボールしかなかったからだと思うんですよね。

軟式のボールを飛ばすためには、
コンチネンタルグリップでは難しく、
このような厚いグリップになったんじゃないかと。

そして、その打ち方でそのまま硬式をすると、
激しくスピンのかかった威力あるボールになり、
世界で活躍することができたのではないかというのが、
僕の推論です。

そして推論は続きますが、
第2次世界大戦後、
西洋式の硬式テニスが日本に普及し、

”硬式テニス=コンチネンタルグリップ”

ということが常識になり、
何十年と続いた日本テニスの低迷に、
繋がっていったのではないかと思います。

で、今回なぜこんな話を書いているかというと、

”世界の常識は変わる!”

ということをお伝えしたかったからです。

だから、世間の常識や、
誰かの著名な人の言うことを鵜呑みにするのではなく、

”自分の感覚を大切にしたほうが良い!”

と思うんですよね。

自分独自の打ち方や自分独自のプレースタイルを、
是非探求してみてくださいね!

<追記>
読者の方から、
清水善造のフォアハンドは、
草刈り鎌の使い方から来ている説があることを教えて頂きました。

いずれにせよ、

”今の常識は変わるかも知れない”

という視点で読んで頂ければと思います。
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